前向きじゃない話って、聞いていると「いやだな」「疲れるな」という感じがするよね。
たとえば、前髪を切りすぎたときに、「ヘンだよ」と否定的なことを言われると、落ちこんでしまうと思うんだ。でも、「似合ってる!」と前向きなことを言われると、心が明るくなるよね。
会話ってキャッチボールなんだよね。きみが投げた言葉というボールを、相手が受け取って、相手が投げた言葉をきみが受け取る。
そんなキャッチボールのなかで、相手の投げてきた言葉に、「それはちがうんじゃない?」と思ってしまうこともありますよね。
そういうときには、意見をそのままぶつけるのではなく、「わたしはこう考えるんだけど、どうかな?」と、提案するような言い方をしてみてほしいんだ。すると、相手も「そういう考え方もあるんだね」と納得してくれるかもしれません。
話していると、「わかるー」「それな!」なんて言うことがありますね。それが「共感」なんです。
共感とは、自分以外の人のことを、「わたしもそうだよ!」「ぼくと同じ!」と思う気持ちのこと。人間がどうして会話をするかというと、この「共感」をしたいからじゃないかな、とぼくは思います。
だから会話では、相手の言うことに「でもさ」「そうじゃなくて」と言って、ブレーキをかけてしまうのではなく、共感することが大切なんだ。ウンウンとうなずいて、共感していることを伝えるだけでも、会話がスムーズになりますよ。
ニコニコしている人と、ムスッとしている人。きみだったら、どっちの人と「話したいな」と思うかな? もちろん、笑っている人のほうだよね。つまり、笑顔には人をひきつけるパワーがあるんです。ニコニコじゃなくても、ほんのりほほえんでいるだけでもOK。そうしていれば、自然と人が集まってきます。
POINT 5つのポイントを忘れずに
あいさつって、魔法みたいなもの
<感じのいい人のあいさつは?>
あいさつって、魔法みたいなものなんだよね。「おはよう」「こんにちは」と、自分からあいさつをするだけで、「この人、いい人そうだな」「お話ししてみたいな」と思われやすくなるのですから。 反対に、どんなにいい人であっても、あいさつをしないと、「あの人、いやな感じだね」なんて思われたりすることもあります。
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