北米で快進撃「ゴジラ-1.0」ヒットの"4つのカギ" TOHO Global社長の植田浩史氏にインタビュー

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ゴジラ ゴジラ−1.0
(C)2023 TOHO CO., LTD.

邦画実写史上最大規模となる2600館以上の北米公開へと拡大し、最終興収は5641万ドル(現在の為替レートで約84億円)を超え、邦画実写で歴代最高北米興収を記録した『ゴジラ-1.0』。

「第96回アカデミー賞」では邦画として初めて視覚効果賞にノミネート。これまで国内市場のみが主戦場だった邦画実写にとって、異例の記録ずくめの快進撃になっている。

その背景にあるのが、昨年7月に東宝が設立した新会社TOHO Globalの存在。『ゴジラ-1.0』の北米配給を担った子会社Toho International, Inc.と連携を取り、自社配給第1弾となった本作で大きな実績を作った。

東宝の新たな海外戦略の第一歩となった今回の挑戦と、日本映画界の世界への距離を近くした意義について、TOHO Global代表取締役社長の植田浩史氏に聞いた。

海外展開加速のため、子会社設立

東宝は、2022年に発表した長期経営計画「TOHO VISION 2032」のなかで、4つの成長戦略キーワードのひとつに「海外市場の開拓」を挙げていた。

その具現化策として、それまで社内の国際部が担っていた東宝グループの映像コンテンツビジネスにおける海外事業展開を、TOHO Globalを設立して移管した。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事