気温上昇で一気に飛散「スギ花粉」今後の状況は? マスク・メガネの予防効果、服選びのポイントも

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その先、2月19日から27日にかけて、東北から沖縄で平年よりかなり気温が高くなる見込みです。一時的に寒くなる日もありますが、2月後半も平年より暖かい日が多そうです。

特に花粉が多く飛びやすい日

花粉が飛びやすい日について、確認しておきましょう。

(出典:weathermap)

晴れて気温が上がる日、風が強い日、空気が乾燥している日、雨上がりの日です。例えば、「春一番」のような暖かい風が強く吹く日は、花粉が大量飛散するおそれがあります。

○マスクやメガネの効果は?花粉シーズンのおすすめファッション

花粉症対策は早めにすることが重要。今年はいつもより早く花粉シーズンが到来するため、まだ花粉を感じていなくても早めに対策を始めたほうがよさそうです。

花粉症対策の定番といえば、マスクやメガネですが、実際にどれくらい効果があるのでしょうか?

まず、マスクについて。花粉症用ではない通常のマスクでも、約70%の花粉を減少させることができたという実験結果があります。

メガネは、花粉をブロックする防御カバーがない通常のメガネでも、約40%の花粉を減少できます。花粉シーズンは、コンタクトレンズの刺激が花粉によるアレルギー性結膜炎を悪化させるおそれがあるので、普段はコンタクトレンズの人もメガネにしたほうがいいと考えられています。

また、花粉シーズンの服選びのポイントは、素材です。

ウールは綿と比べると、なんと約10倍も花粉がつきやすいのです。花粉がつきにくいのは、表面に凹凸が少ない綿やシルク、ポリエステルなどの化学繊維です。花粉シーズンは、服の素材をしっかりチェックして選びましょう。花粉が髪に付着するのを防ぐために、帽子をかぶるのも有効です。

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