カレールーはトロトロとシャバシャバの中間で、サラリとしたとろみがあり、具材はほとんど溶けてしまっています。中辛にしては少し辛さが強め。口に入れた時に、まずはじめに甘みがくるので「甘口よりな中辛なのかしら?」と思ったのですが、後から辛さが追いかけてきました。

ほぼ具なしながら、たっぷりと玉ねぎのうまみが溶け込んだルー(筆者撮影)
食べ進めると、スパイスの刺激で額に汗がじわり。辛さの度合いで言うと「あくまで中辛だけど、どちらかというと辛め」という具合。辛いカレーが苦手な人でもおいしくいただけそうです。
カレー専門店ならではの、完成度の高いルー
ルーの味は昔ながらの正統派。インド風でも欧風でもなく、強いて言うなら昭和風です。
昭和50年代にデパートの屋上の売店で食べた懐かしい味わいもあるのですが、決して安っぽくはない。カレー専門店ならではの、味の深みがある、完成度の高いルーだと思いました。

絶妙な半熟具合に仕上げたやわらかたまごとルーの相性は抜群です(筆者撮影)
硬めに炊いたライスと合わせてパクリ。半分食べ進めたあたりで、やわらかたまごをくずして食べると、カレーにまろやかさとコクが加わり、さらに美味です。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら