多くの人が見落とす「医療費控除」で得をするコツ 医療費10万円以下の人も、取り戻せる可能性大

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●医療費を計算するときの注意点

通常、対象となるOTC医薬品には、外箱に「セルフメディケーション税制の控除対象」を示すマークが記載されています。また、レシートなどにも★や●などのマークが印字されます(下図参照)。具体的な品目は、厚生労働省のホームページにある「対象品目一覧」で調べることもできます。

出典:『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和6年3月15日締切分』(P.109)

「申告前に準備するもの」と「提出の必要なもの」は?

申告書を書き込む際には、医療費の通知書(お知らせ)と医療費の領収書を用意します。

なお、控除対象になるのは、令和5年中に実際に支払った医療費だけです。請求書がきていても未払いの医療費は認められないので、注意しましょう。

●通常の医療費控除の場合

申告書のほかに、医療費控除の明細書【内訳書】を用意します。

医療費の通知書を使って医療費控除の明細書に記入したときは、その通知書を明細書に添付して提出する必要があります。また、寝たきりの方のおむつ代などを控除対象にする場合にも、証明書(下図)の添付が必要です。

領収書は添付不要ですが、5年間は保存しておきましょう(提出した通知書に記載がある分は保存不要)。

出典:『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和6年3月15日締切分』(P.110)
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