iPhoneが「インド工場」で製造される? 受託製造大手の鴻海が工場建設を計画

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 6月11日、台湾の鴻海科技がアイフォーンをインドで製造する方向で交渉していることが分かった。写真はムンバイ小売店でアップル製品を試す女性。2013年2月撮影。(2015年 ロイター/Vivek Prakash)

[ムンバイ 11日 ロイター] - 台湾の電子機器受託製造大手、鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)<2354.TW>は、主要顧客である米アップル<AAPL.O>のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」をインドで製造する方向で交渉している。政府当局者が明らかにした。

アップルは世界第3位の規模を持つインドのスマホ市場で、ライバルの韓国サムスン電子<005930.KS>や現地メーカーの後塵を拝している。アップルにとっては、製造拠点をインドに設けることでコストを抑え、競争力の向上が期待できる。またフォックスコンにとっては、アイフォーンの大半を製造する中国における賃上げ圧力の影響を軽減できる利点がある。

西部マハーラーシュトラ州の政府高官は「フォックスコンは今後1カ月に担当者を派遣し、場所の選定を行う予定だ」と語った。

フォックスコンはインドでの製造計画を確約はしていないが、アイフォーンのほか、タブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」やデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」をインド国内、および海外向けに製造することを想定しているという。

フォックスコンはコメントを拒否。アップルの広報担当(インド)はこれまで取材の要請に応じていない。

アイフォーン6(容量16GB)のインドでの販売価格は約4万4000ルピー(687.82ドル)。これに対し、サムスンのスマホ「ギャラクシーS6」(32GB)は4万ルピー(625.29ドル)程度となっている。

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