「話が面白くない人」に共通するたった1つの事 「むずかしいことをやさしく」伝える技術
話が、量的に難しいとき。たとえば、映画や小説の内容を要約しろだとか、職場で起こっている課題を説明しろと言われた場合、話すべきことが多岐にわたりすぎて、そのまましゃべっても相手に伝わりにくいはずだ。
そうした場合に選択する方法は、「具体を抽象化する」。皆さんがやるべきは、その膨大な事項を、一言、せいぜい2-3にまとめるなら、どういうことになるのかを考えることである。
情報過多な話は、抽象化する
なるべく本質的なことを失わないようにしながら、抽象化してシンプルにまとめる。「職場の課題は一言でいうなら若手のモティベーション低下です」「ガンダムというのは、戦争の中でのヒューマンドラマなんです」「ラグビー日本代表が躍進できたのは、ONE TEAMになれたからです」「ももいろクローバーは、いつだって全員が全身全霊、一生懸命だから、推せるんです」などなど。
具体で話していても、結論が伝わらないなと思ったら、シンプルに要点をまず抽出して、それに沿って厳選したエピソードをひもづけていく。そちらのほうが、相手には内容を理解してもらえるようになるのである。
論理的な話し方にも、具体と抽象という2種類のアプローチがある。話のむずかしさが質にあるのか量にあるのかを特定し、一方で伝わらなければ、他方を使う。皆さんの中には、自然と使い分けていた方もおられるだろうが、以後はぜひ意識的にこれを使い分け、ご自身のプレゼン能力アップに活用してもらいたい。
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