営業の心をタフにする断られた時の解釈の方法 考え方次第で落ち込まず成果もアップする
そして、キャンセルを「決めてくださった」お客様には、すべて、私が大好きな本と、その本の解説動画、そして、直筆の「また、よろしくお願いします」という内容の手紙を送りました。
また、社内的には、「伝染病という敵を正しく知ろう」という思いから、私の愛読書の1つ、アルベール・カミュの『ペスト』を読む「哲学の時間」と称する読書会を実施。注文がない中、できることに取り組んだのです。
「せっかく埋まっていたスケジュールが全部飛んでしまった! 悔しい!」と考えるのはNMA。しかし、ここで、「せっかくスケジュールが飛んだのだから、予定が詰まっていたらできなかった、未来へ向けてできることをやる時間にしよう!」と考えれば、PMAでリフレーミングされます。
私はここでもう1つ、未来への布石を打つことにしました。
それまでは、対面式の研修にこだわっていましたが、思い切ってオンライン研修を行うための機材を買いそろえたのです。
しかも、原資が減る中、かなり奮発して本格的な機材を購入し、その使い方をしっかりとマスターしました(なにしろ時間だけはありましたから)。
未来へ向けてできることをやり一気にV字回復
そんな準備をしていたら、10月に1本の問い合わせ電話がかかってきたんです。
「浅川さんのところは、オンラインでの営業研修もいけるんですか?」
私は待ってましたとばかりに即答しました。
「はい! もちろんです!」
この電話で、コロナ禍の真っ最中に、50人のリモート研修が決まりました。
それが実績となり、その後、立て続けにリモート研修の仕事が決まって、業績は一気にV字回復したのです。
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