任天堂の「Wii U」は血みどろの戦いを覚悟したのか?《それゆけ!カナモリさん》

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任天堂の「Wii U」は血みどろの戦いを覚悟したのか?《それゆけ!カナモリさん》

 

■タッチスクリーン搭載のコントローラー

 後継機「Wii U」と2006年に発売された現行の「Wii」の違いは、その姿を見ればすぐにわかる(任天堂ホームページ内関連記事を見て欲しい)。

コントローラーの形状が決定的に違う。大きな携帯型ゲーム機かタブレットPCを思わせる6.2型のタッチパネルが鎮座しているのだ。7日、米ロサンゼルスで開幕した世界最大級のゲーム見本市「E3」での発表において、『(任天堂の)岩田聡社長は7日の発表会で、「初代のWiiよりも幅広い層にアピールできる」と述べた』(YOMIURI ON-LINE)という。

例えば、「ゴルフゲームでは、テレビ画面にグリーンやカップ、床に置いたコントローラーにはボールが映し出される。Wiiのリモコンを握ってスイングすれば、コントローラーのボールがテレビ画面を飛んでいく仕組みで、実際のプレーにより近い感覚を体験できる」(同)という。

今日の任天堂があるのは、失敗の上に立って「立ち止まって俯瞰してみたこと」である。

1960年にセオドア・レビット教授がハーバード・ビジネス・レビューで発表した論文にある「マーケティング近視眼」に陥らなかったことだ。米国の鉄道事業は自らを輸送産業と定義せずに、鉄道会社同士の競争にあけくれた結果、自動車産業や航空産業に破れ衰退した。そうした近視眼的な経営を「マーケティング・マイオピア(近視眼)」と呼んだのである。

任天堂も近視眼に陥り、2度も続けて痛い思いをした。スーパーファミコンと、NINTENDO64である。ハードウェアは独自の高度な規格にこだわり、ソフトも高度な開発ができるサードパーティーを厳選、子供のおもちゃ的なゲーム機のイメージ脱却を狙ったが、プレイステーション(PS)、PS2に破れることとなった。また、次世代のニンテンドーゲームキューブもPS2に一矢報いることはできなかった。

 

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