訪日外国人が満喫!一味違う「日本の地方旅行」 ガストロノミーでどう訪日客を引きつけるか
インバウンドが本格回復へ向かうなか、京都や鎌倉など人気観光地で問題になっているオーバーツーリズム。主要観光都市だけではなくほかの地方への観光誘致の施策として、国と各地方自治体が注力するのが、ガストロノミーツーリズムだ。
ガストロノミーツーリズムとは、それぞれの土地の習慣、歴史、文化を、そこで育まれた食を通して楽しむことを目的とする旅のことだ。
地域に根づいた食文化を観光とつなぎあわせて集客の目玉にする取り組みとして、足元では観光庁の今年度の採択事業「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」に選定された13の地域が動き出している。
観光に力を入れる山形・鶴岡市
そのなかの1都市が、東北で観光振興にもっとも積極的な自治体としても知られる山形県鶴岡市だ。同市では大自然に囲まれた街の歴史と文化を食膳で伝える、地域の強みを活かしたガストロノミーをテーマに、外国人を対象にしたモニターツアーを実施した。
外国人にその土地の食のコンテンツから、土地の歴史や文化を感じてもらうことはできるのか。各関係者に話を聞き、課題と展望を考える。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら