誘惑の多い自宅で勉強できる人・できない人の差 やってはいけないのは時間を決めない長時間勉強

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私の場合は、一度目の司法書士試験に落ちたとき、大きい挫折感を味わいました。

午前中の択一問題の出来が悪く、足切りを確信した際に、努力した日々が走馬灯のように頭を巡りました。同時に、「もっと頑張ればよかった」という後悔に襲われました。

たいていの資格試験は合否にかかわらず、結果が郵送などで送られてきます。司法書士試験も、受験からしばらくたって、落ちた際の成績表が届きました。

心を奮い立たせる仕掛け

私は二度目の受験まで、ふがいない試験結果をトイレの壁に貼りました。
そうすると、どんなにやる気がなくても、トイレに行くたびに落ちたという事実を再確認することになります。

その結果、「もう悔しい思いはしたくない!」と気合が入り、朝からスイッチを入れることができました。

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1年後に合格できたときも、トイレの試験結果は外さなかったように記憶しています。

公認会計士試験を受験することに決めたため、「やる気スイッチ」としての役割が終わらなかったからです。

それから受験を終えるまでは、予定どおりにノルマをこなせない日はほとんどありませんでした。

挫折した経験と、それを忘れないための仕掛けが、よい方向に働いたのだと思います。

本来リラックスできる自宅で自分を追いこむのはなかなか大変です。

自分に甘ければもちろん結果は出ませんが、自分に厳しすぎると、続けることが困難になります。

やるときはやる、やらないときはやらない、とメリハリをつけることが、自宅学習を効率化する唯一の道だと思います。

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アルファポリスビジネス編集部

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