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「中南米最大のデジタルバンク」Nu Holdingsの2025年1Q決算。成長投資優先で増益幅は控えめ

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本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

中南米最大のデジタルバンクを運営するNu Holdingsが5月13日、2025年1〜3月期決算を発表しました。売上高は32.5億ドル(現地通貨ベースで前年比40%増)、純利益は5.6億ドル(同74%増)でした。

トップラインが伸び続ける一方、利益水準については足踏みするような状況となっています。ブラジルにおける利用者が成人人口の59%に迫る中、メキシコやコロンビアなどでの成長投資を優先しました。

経営陣は「短期的な損益よりも長期的な価値創造を優先する」と主張。中南米ではすでに巨大なユーザー基盤を獲得しましたが、売上高の伸び代はまだまだ大きいとアピールしています。従来型の金融機関からデジタルバンクへのシフトは不可避であるというのが、その最大の理由です。

ブラジル成人の約6割が利用

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