誘惑の多い自宅で勉強できる人・できない人の差 やってはいけないのは時間を決めない長時間勉強

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「思いきって寝る」のもアリ

せっかく確保した時間が睡魔との戦いに費やされ、何も覚えられなかったら時間のムダです。

そこで推奨するのは、思いきって短時間寝てしまうことです。

私は昼夜問わず、どうしても眠いときは、10~15分ほど横になって寝るようにしていました。

寝過ごさないようにタイマーを複数セットし、時間になったら勢いよく飛び起きます。

どうしても眠く、「あと5分……」という気持ちになりますが、ここでアラームを止めると、次に目覚めるのは朝になります。

そのまま寝ないようにして飛び起き、テキストを開きましょう。

少し眠ると、体力が回復し、頭もクリアになります。わずかな時間でも大きな効果を発揮するので、疲れが取れない人は取り入れてみましょう。

試験勉強を終えた現在でも、私は疲れたらすぐ横になるようにしています。

仕事を終えて帰宅し、夕食を終えたらほぼ毎日15分~30分ほど眠るルーティンを確立しており、パフォーマンスが上がることを実感しています。

20時ごろに少し眠ることで日中の疲れがかなり取れるので、21時から24時までは、子どもと遊びながら原稿を書いたりメールを返したり、雑務をこなして仕事の効率化を進めています。

部屋の環境と体調を整えるほかに、心のスイッチを入れる対策も行いましょう。

人間の意志は弱く、誰でも努力をすぐにサボってしまいます。勉強するルーティンを確立できても、誘惑があれば理由をつけて休みに気持ちが傾きます。

そこで、自分の心を奮い立たせる仕掛けを設置することをおすすめします。

努力を継続するためには、努力によって得られる具体的なメリット、つまり、「ニンジンをぶら下げる」ことが重要だとこれまでの連載の中で書いてきました。

強いモチベーションを上げる理由になるのは、悔しい思いをしたくない、恥ずかしい思いをしたくない、などの「ネガティブな事態を避けたい」という気持ちです。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事