誘惑の多い自宅で勉強できる人・できない人の差 やってはいけないのは時間を決めない長時間勉強
ここまでが、環境面の事前準備です。
もう一つ、自宅学習で集中するには、自分の体調を整えることも重要です。体調が万全でないときに机に向かっても、内容は頭に入りません。
なかでも自宅で勉強するときに気をつけたいのは、睡眠不足です。
自宅は「眠くなりやすい」
自宅で勉強する際、睡眠については、外と大きく環境が違います。布団やソファーがあり、すぐ寝られるからです。疲れた状態で帰ってきて、夕食後に少し休んでいるといつの間にか寝ていた、という経験は誰にでもあるでしょう。
睡眠不足だと夕食後に眠くなってしまい、あっという間に朝になりかねません。すでに書いたとおり、朝にウエイトを置いたほうが、勉強は効率化しやすいと思います。
ただし、寝不足であれば、せっかく早起きしても効果は小さくなります。
そのため、朝に勉強するというスケジュールを組むときは、十分な睡眠時間を取ることが前提になります。効率を重視するなら、深夜まで起きることは避け、決まった睡眠時間を確保することを心がけましょう。
私の場合は、どんなに忙しい場合でも、トータルで1日6時間は眠るように心がけていました。それを下回ると明らかにパフォーマンスが落ち、仕事にも悪影響がありました。
自分が最大限に力を発揮できる睡眠時間を分析するとよいでしょう。
朝だけ勉強する、と割りきって、夜は早めに寝てしまうのも一つの選択肢です。
仕事から帰って勉強する場合は、眠気が大敵です。
コーヒーやエナジードリンクで眠気を覚ます人が多いかもしれませんが、あまり賛成しません。なぜなら、起きているということに意味があるのではなく、集中して勉強することに意味があるからです。
カフェインなどの力を借りて一時的に目がさえたとしても、疲れがなくなることはありません。