任天堂「eスポーツ大会」の対応表明がもたらす恩恵 50万円以上の賞品、現金や電子マネーは禁止
「われわれが主催しているのは『大乱闘スマッシュブラザーズ』の大会ですが、われわれ以外にも多くの団体が主催しています。その中で今回のガイドラインに当てはまらないと思われる大会を主催している団体は国内に12もありました。そのほとんどが任天堂に申請をし、許諾を得ています。われわれの「ウメブラ」も大阪の「スマバト」も大会名をそのまま使用することも許諾されています」(アユハ氏)
地方活性化のための利用は厳しくなった
当然、営利目的での開催や賭博行為、公序良俗に反するものなどは申請しても許諾が下りないことは明らかですが、ガイドラインに少しでも抵触してしまうと開催できなくなるという話ではないということです。
とはいえ、ガイドラインの表面だけ取り繕って開催することもできません。例えば、観光地や商店街の集客が目的ながら、個人での開催を装って行うことも認められていません。
任天堂のタイトルを使用してeスポーツ大会を開き、イベント興行を成り立たせたり、地方活性化として利用することを考えている企業や地方自治体にとってみれば、厳しい結果になったと言えなくもないですが、個々のゲームを楽しみ、同志を募って一緒に遊ぶ、競い合うコミュニティーにとっては追い風と言えるでしょう。これをきっかけに、国内のゲームメーカーもガイドラインの策定をし、プレイヤーが安心して大会を開けるようになることを期待したいところです。
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