オープンAIの内紛劇、アルトマン氏の敵と味方 ハイテク業界全体の多数のプレーヤーが表舞台に
サティア・ナデラ氏
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOはアルトマン氏と解雇後に連絡を取り、次のステップへの支援を申し出たと、事情に詳しい関係者がブルームバーグに明かした。
マイクロソフトはオープンAIの最大の投資家で、100億ドル(約1兆5000億円)余り出資している。ナデラ氏は14年にスティーブ・バルマー氏の後任としてマイクロソフトのCEOに就任した。
イリヤ・サツキーバー氏
事情を直接知る関係者1人がブルームバーグに明かしたところによれば、オープンAIのチーフサイエンティストで共同設立者であるイリヤ・サツキーバー氏は、アルトマン氏が生成AIの開発ペースなどを巡って衝突した取締役の1人だった。
サツキーバー氏は17日にアルトマン氏に解雇をグーグルミートで告げた。ブロックマン氏がXへの投稿で明らかにした。
ビノッド・コースラ氏
インド系米国人実業家でベンチャーキャピタリストのビノッド・コースラ氏は、自身が率いるコースラ・ベンチャーズがアルトマン氏に「オープンAIに復帰してほしいが、彼が次に何をするにしても支援する」とXに投稿した。コースラ氏はサン・マイクロシステムズの共同創業者。