データが示す「Z世代」TikTok人気の意外な事実 「Z世代の費やす時間が長いアプリ」ランキング
しかし、Z世代と言っても19歳と27歳の平均利用時間を比べると1時間7分の差がある。このように特定の年代の中で差がある場合、ひとくくりにした考察のみを述べることは不十分だと言えるだろう。そこで利用時間が長い6つのアプリの利用時間を年齢ごとに確認する。
年齢別アプリ利用時間
特に違いがあるのはTikTokだ。15歳においては32分使われているが、25歳では8分に減少し、年齢を重ねるごとに値は小さくなる。Instagramも年齢を重ねるごとに減少する傾向があるものの、TikTokほど急激な減少はない。
Xは20歳をピークに利用時間が増加し、その後は減少する珍しい例である。それぞれのアプリの特性に着目すると、TikTokは動画、Instagramは画像、XはテキストをメインとしたSNSである。
Z世代の中で最年少である15歳においては、TikTok・Instagram・Xの順で利用されている一方で、27歳においてはX・Instagram・TikTokとまったく逆の順番となっている。アプリのリリース時期に依存する可能性がありつつも、Z世代の中でより若年であるほど視覚的なコンテンツに魅力を感じ、動画を用いたコミュニケーションを好むのかもしれない。
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