「薄口しょうゆ」は関西で生まれたしょうゆで、うどんのつゆや京料理の煮物、関西風のおでんなどに使われます。
一口に「薄口しょうゆ」といっても、使うものによって味に大きく違いが生まれるので、しっかり選びましょう。
「薄口しょうゆ=塩分が控えめ」は大誤解
また、冒頭で述べたように「『薄口しょうゆ』というからには塩分が控えめなのか」と思っている人も少なくないようです。
しかし「薄口しょうゆ」は「濃口しょうゆ」よりやや塩分が高いのです。
同様に「薄口しょうゆ」を「減塩しょうゆ」と混同している人もいると述べましたが、「薄口しょうゆ」は「減塩しょうゆ」ではありません。
「薄口」とは「色が薄い」という意味で、「塩分が薄い」という意味ではないのです。
「薄口しょうゆ」は慣れていないと、うっかりたくさん使ってしまいがちです。色は薄くても味はしっかりついています。「濃口しょうゆ」と同じ感覚で使わないように気をつけましょう。
特に塩分を気にしている人、減塩を心がけている方は、少なめに使って、味を見ながら料理をしてください。
上手に使えば煮物や汁物など、素材の色を生かした上品な仕上がりになります。
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