東大合格者が極めた「自分に合う勉強法」の探し方 自分にとってベストな勉強法をどう見つける?

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いかがでしょうか? 東大生は楽する方法を自分で考えることが面倒くさいので、既存の効率的なやり方をマネする、というシーンでした。

試行錯誤の中で自分に合うエッセンスを見つけながら、自己流の「楽をする」スタイルを作り上げていく……これは、東大生の頭のよさの源泉と言っていいでしょう。面倒だからこそどうやったら楽にできるかを徹底的に研究しているわけです。

マネをするために徹底的に情報収集

東大生は、まずはマネから始めます。いちばんよくあるパターンは、合格体験記を見て、いろんな合格者の得意科目や苦手科目・性格、学校のレベルなどを確認し、自分と同じような状況から合格した人を探して、その人の勉強法をマネするというものです。まずはマネするために、情報収集から始めるわけです。

自己流の勉強法を作るために重要なのは、情報収集です。

東大合格者を何十人も出すような超進学校であれば、身近に勉強法を聞いたりマネしたりできる人がたくさんいるので、自然と勉強法が洗練されていきます。

学校や塾でもノウハウが蓄積されていて、自分で考えるより素直に従ったほうが早いとわかっているので、言われたことをやっているだけで東大に受かったなんて人もいます。「勉強法なんて、自分で考えたことない」と言う人は案外多いのです。

逆に、地方出身の東大合格者や、どちらかというと都会であってもそこまで偏差値の高くない学校出身の人のほうが、確固たる自分流のスタイルを持っている人が多いです。

「自己流」と言うと、「自分でゼロから作り上げた勉強法」だというイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。その源泉にはちゃんと「情報収集」があります。

彼ら彼女らが超進学校の子たちとのハンデを埋めるために実践していたのは、徹底した情報収集です。周りから参考になる情報が得にくいため、頭のいい人がどんな問題集や参考書を使って、どんなスケジュールで勉強しているのかなど、とにかくリサーチします。

最初から自己流では行き詰まりやすいので、楽をするための努力は惜しまずに、いいと思ったらどんどん取り入れながら自分のスタイルを作り上げているのです。

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