鈴木宗男氏「国力に差、圧倒的にロシアが強い」 「日本の悲惨な歴史をウクライナにさせるな!」
小野寺五典氏:渡航の中止勧告で行くなと言われているところに国民が行ったら危ないことになる。万が一、そこで人質になったら国を挙げてその人を救出する大きな仕事を追ってしまうので、なるべく行かないで欲しいということを言っているので、率先してもし国会議員がどんどん行き始めると、タガが外れたように皆が行き始めて、そういうことにならないように私は一定の勧告は勧告で守るべきだと思う。
鈴木宗男氏:渡航中止勧告というが、レベル3にしろ、レベル4にしろ、強制力もなければ絶対行くなという話じゃない。それから、私は今年5月の連休、ロシアに行こうとした。国会開会中は議院運営委員会の許可が必要だが、その議院運営委員会は許可してくれている。行っていいですよと。議員外交はあって然るべきだと考えている。
「渡航中止勧告」対象国を訪れての国会議員外交は?
松山キャスター:番組の一般視聴者投票。渡航禁止勧告が出ている中でロシアを訪れたこと、これを国会議員がそのこういう外交することをどう思っているか聞いた結果が出たので見てみたい。
梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):「渡航中止勧告」の対象国を訪れての国会議員の外交だが、「認められるべき」が19%、「認めるべきではない」が70%、「どちらとも言えない」が11%という結果になった。
橋下徹(番組コメンテーター、弁護士、元大阪府知事):こういう議論をやることが民主国家の一番の重要なところだと思う。鈴木議員がいろいろな発言したこと自体で、ロシア寄りじゃないか、とか、ロシアを応援しているからけしからんとか。我々があの、いろいろ言うことはいいが、その発言自体を封じるのは、絶対違うと思う。鈴木議員のような考え方を持っている日本国民だっているはずだから。だから、まさに、こうやって国会議員が議論することが重要だと思う。
渡航中止勧告だが、一般国民が行って身の危険がある場合は政府に頼らざるを得ないので、一般国民としては気をつけないといけないと思うが、政治家の場合は、やっぱりいざという時には、国民国家のために行かなきゃいけないところもあって、その代わり鈴木議員は政治家として、自分に身の危険があった時には、もう政府には頼らないと。最後はもう自分で、命をもう落とす覚悟でやるという形で行くのが国会議員だと思う。
小野寺五典氏:ただ、今回のこの議論で、鈴木議員に対してある面で一番厳しい対応をとったのは、所属していた日本維新の会。逆にあの維新の中の考え方として、これは良くないという判断をしたということではないか。
橋下徹氏:組織の話は知らないが、一国会議員としては、いざという時に行く場合もあるだろう。ただ、やっぱりそれは第三国でやるとか、何かそういう方法があったのではないかと。いきなりロシアに行かなくてもっていう風には思うが、ただ、野党の国会議員がロシアの政治家ときちっと話をできる環境を作っておくのは絶対必要で、それを政府が予算的に支援するとか、政府が何か支援するというのは、これあってはならないけれども、野党の国会議員こそ、この危機状態とかそういうときには、敵対する相手方の政治家と、やっぱりきちっと話ができる環境を作っておくのは、ある意味での安全保障なので重要なのではないか。
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