鈴木宗男氏「国力に差、圧倒的にロシアが強い」 「日本の悲惨な歴史をウクライナにさせるな!」

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(写真:FNNプライムオンライン)

鈴木宗男参院議員:逆に松山氏に伺いたいが、私はこの発言は様々な講演、様々な場所でいつも言っているフレーズだ。それをモスクワで言ったからといって、なぜことさら取り上げられるのか。私は不思議でならない。ならば、日本で発言した時に私を批判すればいい。この維新の皆さんも日本で言っている時は黙っていて、モスクワで言ったことが問題だということ自体、つじつまが合わない。

同時に私が、どの政治家よりも一にも二にも停戦だと言ってきた。昨年来、予算委員会でも岸田首相にも訴えてきたし、犠牲になるのは、子供、女性、お年寄りだと。みんな世界でたった一つの命だと。とにかく停戦に持ち込むことが一番だというのを前提にしての話だ。

もう一つ、今、ロシアとウクライナの停戦の交渉もできていない。ウクライナの戦勝ラインはわかるだろうか?ロシアは戦勝ラインを言っておらず、幅がある。一方、ウクライナはクリミアからドネツク、ルガンスクはじめ、4州を全部奪還する、それからの停戦交渉だと言う。じゃあ、現実的にできるのか? ここを考えてほしい。長引くだけで犠牲者が増えるだけ。それは避けた方がいい。これが私の考えだ。

松山キャスター:鈴木議員は日本でも同様の発言をしていて、ロシアでも同じ発言をしたから、特に問題にすべきものではないということだが、ロシアに行ってこの発言をしたことによって、ロシア側のプロパガンダに利用されてしまうのではないか、という懸念を言う人もいる。

「私は誰よりも停戦を訴えてきた」

鈴木宗男氏:ロシアに行っても、例えば、ウクライナ担当のガルージン外務次官。去年11月まで日本の大使やっていたが、停戦の話をきちんとした。ロシアで停戦を言うということは大変なこと。私はそれでも、政治家の決意と覚悟でしっかりと、一にも二にも停止だという話をしている。それをよく理解した上で批判するのは結構だが、これまでの私の行動、あるいは発言、何かぶれていれば批判されて結構だが、早く終わらせるためには、どうしたらいいか。これはもう国力の差から言っても圧倒的にロシアが強いわけだから。

しかも(ウクライナに)武器の支援をし、資金供与すれば(侵攻が)長引くだけで犠牲者が増えるだけではないか。78年前の日本みてほしい。半年早く日本が降伏していれば、東京大空襲も沖縄戦も、いわんや広島、長崎に核が落とされることもなかった。この日本の悲惨な歴史をウクライナにはしてほしくないし、あってはならんということは重々様々な場面で発言してきている。これをすっかり抜きにして、ロシアでの発言がこうだっていうのは、私はちょっと腑に落ちないなと思っている。

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