水族館の入館者を3倍にした戦略の「急所」とは? 「強み」をゼロから作り上げたクラゲ水族館
存続が危ぶまれる状態だった加茂水族館
山形県鶴岡市立加茂水族館は、今となっては「クラゲで有名な水族館」としてメジャーな存在となりましたが、クラゲ展示を始める前は、存続が危ぶまれる状態で、加茂水族館のホームページに掲載された「館長想い出語り12」によると、当時の館長(村上龍男氏)が家を担保に入れるような状態でした。
戦略的に表現すれば、昔は「強み」が全くなかった、ということです。
一時期ラッコが人気だったこともあり、ラッコの飼育・展示を始めるもすぐに飽きられ、入館者数は増えませんでした。
そもそも周りでラッコが人気だからと言って、自分たちもラッコを展示しても、差別化できません。差別化とは、「人と違うことをする」ことです。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら