水族館の入館者を3倍にした戦略の「急所」とは? 「強み」をゼロから作り上げたクラゲ水族館
加茂水族館の積年の課題だった「強み」作りについに成功したのです。しかも、わずか15年でギネス記録、というオマケ付きで!
戦略の「急所」:クラゲを増やそう!
この水族館は、ゼロから「クラゲ」という強みを作り、お客様の「あなたから買いたい」(=この水族館に行きたい)を作りました。「クラゲという『強み』を強化していけば、入館者が増える」という「急所」をつかんだのです。
「急所」を見つけてしまえば、あとはその急所の「行動量」を増やしていけば入館者は増えます。つまりは「今日もクラゲ、明日もクラゲ、来月もクラゲ、来年もクラゲ」です。具体的には……、
ひたすらクラゲを増やす努力を重ねたわけです。まさに、今日もクラゲ、明日もクラゲ、ですね。それがお客様の「あの水族館に行きたい」という「買いたいを作る行動」となるのですから当然です。と同時に、その「強み」を「伝え切る」べく、クラゲの魅力の発信にも努めました。
これなどは、典型的な「強みを伝え切る」ための取組です。
また、「クラゲを食べる会」というユニークな取組もしています。
珍しさがあることは言うまでもありませんが、変な話、「獲れたてのクラゲ」が味わえるわけですよね。ちなみに私もクラゲラーメンをこの水族館から取り寄せていただいてみましたが、思いの外(というと失礼ですが)おいしくて、驚きました。
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