AI半導体・NVIDIAが「ひとり勝ち」した納得背景 決算書から見えた「事業シフト」の全貌とは
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時価総額1兆ドルを達成! AI産業の寵児・エヌビディア
2022年11月に公開されるや否や、瞬く間に世界中を席巻した生成AI「ChatGPT」。その頭脳を司るのが、アメリカ・エヌビディア社が開発した「GPU」(画像処理装置)です。
現CEOのジェンスン・フアン氏らによって1993年に設立された同社は、1999年に高速処理により3D映像を滑らかに表現できる世界初のGPU「GeForce256」を発売。以後、グラフィックスチップ界のトップランナーとして、PCやスマホ、PlayStation3などのゲーム機のGPUを次々に開発し、着実に成長してきました。
転機が訪れたのは2012年。AIによる画像認識の精度を競う大会で、GPUを使って深層学習(ディープラーニング)したAIが、圧倒的な差をつけ優勝。CPUに比べ、大量のデータを並列処理できるGPUの特性が、AIの性能を飛躍的に高めることが認められました。
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その後、同社は競合のインテル社やAMD社に先駆けてAI向け半導体を開発。2010年代から本格化したディープラーニングブームの波に乗り、企業のデータセンターや自動運転車、ロボットなどの市場で業績を伸ばします。
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