面接で落ちる人は「採用側の本音」がわかってない 「タテマエ」だらけの面接質問の必勝法とは?

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・同業他社でなく当社を選ぶ理由は?→「業界・企業研究をしましたか?」

面接での質問例その1
出所:『改訂版 採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する』

これは金融業界など、同業他社との差別化が難しい業界ほど聞かれる傾向にある質問です。この場合は「同業他社は受けていませんよね」と言いたいわけではなく、応募者が同業他社も受けていることは、採用側ももちろん承知しています。それでも面接官は、どのような点が同業他社よりもよいと考えて応募してくれたのかを知りたいのです。

ですから、同じ業界の複数の企業に応募する場合、志望動機を使い回すのではなく、それぞれの企業の事業内容や方針、仕事のやり方や姿勢などを調べた上で応募することが大切です。そのプロセスで得た知識をもとに、面接では他社との違いを明確に理解していることがわかるように答えると好印象です。志望度が高い企業なら、面接の前にOB・OG訪問を行って情報収集しておくことをお勧めします。

具体性のない回答は「わかってない」と思われる

ありがちなNG回答例は「金融業界に興味を持ち、お金を通してお客様の暮らしの役に立ちたいと考えたからです」といったように、漠然としていて具体性のないもの。なぜ金融業界なのか、その中でなぜその企業に応募したのかが伝わりません。

同じ理由で「経営理念、サービスに興味を持ちました」などと言うのも省略しすぎです。理念やサービスのどの部分にどのように興味を持ったのか、具体的に説明する必要があります。

面接官に納得してもらえるお手本回答例は、たとえば銀行なら「御行はリテール営業に強みを持っているため、自分の人柄を伝えてお客様と信頼関係を結び、長くおつきあいを続けてサポートしていくことができると考えたからです」など、具体的に応募企業の特徴にふれて「なぜ他行ではなくその銀行なのか」が具体的に説明できているものです。

「御行で勤務されているOBの方にお会いし、モチベーションが高く向上心のある優秀な人が多いと伺いました。私もそのような中で刺激し合いながら仕事で成長したいと考えました」など、OB・OG訪問を行ってしっかりと研究していることをアピールするのもいいですね。

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