20代妻が夫に不信感抱いた「結婚前からの隠し事」 妻に甘えられない夫と頼ってほしい妻のすれ違い
一真:僕の責任ですから。
由佳:そう、いつもこうなんです。「俺の責任だ、俺が決めたことだ」って。確かに結婚前のことだから、肩代わりしたことに文句を言っているわけではないんです。それを言ってくれなかったことにイラッとしているんです。
安東:そうですよね。一真さんは確かに、ご自身の責任でお父さんを助けたんですよね。それはなかなかできないことだし、すごいことだなと思います。でも、由佳さんからすると「どうして『自分の責任』だって1人で背負っちゃうの?」と感じているのかな?と思います。
由佳:そう、それなんです!
一真:でもね、こんなの妻に背負わせたくないじゃないですか。僕と親父の問題だし、夫婦間の問題じゃないから。だからわざわざ言わないし、できれば言いたくなかったですよ。
由佳:え、そんなふうに思っていたの? 子どもが生まれるってなったときに、「これからは、お財布は1つにして一緒に頑張ろうね」って言ったじゃない。だから私が聞かないと教えてくれないなんて、何かやましいことでもあるんじゃないかって思ったんだよ。
妻に負担をかけたくなかった夫
安東:ご主人が奥様に借金のことを言わなかったのは、由佳さんに負担をかけたくなかったということなんですよね。きっとここでの負担は、経済的な負担というより、精神的な負担ではないでしょうか。
一真:はい、そうかもしれません。
由佳:なるほど。そうだったんですね、少し納得できました。
安東:ここまでお話を伺ってきて気になっているんですが、一真さんはやや責任感を持ちすぎるというか、1人で背負いすぎる傾向があるのかなと思います。それはもちろん悪いことではありませんが、行きすぎると由佳さんが孤独になってしまわないか心配になります。
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