この10年で「初任給がグンと伸びた」トップ50社 10万円近く増えて初任給30万円超の企業も

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なお、最新の2023年4月の初任給は現在『就職四季報2025年版』に向けて鋭意調査中だ。各社の最新の初任給は、企業の公式HPもしくは2023年11月発売予定の『就職四季報2025年版』でご確認いただきたい。

さて、この10年で初任給を大きく増やした企業はいったいどこか、早速見ていこう(※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

1位はバンダイナムコエンターテインメント。バンダイナムコホールディングスの、ネットワークコンテンツや家庭用ゲームなどデジタル事業における事業統括会社だ。

2012年は20万4000円であったところ、2022年には30万円(基本給28万円 エンタメ活動デー手当1万円 在宅勤務手当1万円)まで初任給を引き上げた。同社は2022年4月から基本給を全社員月平均5万円引き上げる新報酬制度を導入。初任給だけでなく社員全体のベースアップを行い、社員の収入安定を図っている。

3位の参天製薬は、眼科用医薬品の国内首位企業。市販目薬の「サンテ」などで知られる。同社の2012年の大卒初任給は21万2000円であったが、2022年には30万8300円まで増額している。年収も全従業員平均851万円と高水準だ。

【2023年8月31日18時55分追記】初出時、ランキング表の成長率の数値に誤りがあったため修正しました。

初任給だけ高い会社に注意

今回は初任給に注目してランキングを作成しているが、初任給だけ高く入社後の給与がなかなか上がらない企業や、初任給の内訳の多くを見込み残業代が占める企業も存在するので要注意だ。就活生のみなさんには、初任給だけでなく、詳しい給与データを見て志望企業を判断してもらいたい。

『就職四季報』調査では、初任給の構成要素や25歳・30際・35歳時点の平均賃金も調査している。それらも併せてチェックすると、志望企業に入社した後の生活がより具体的にイメージできるだろう。

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