おもろすぎっ!「本当にあった医学論文」

「ネクタイは医学的によくない」など154編

(写真:antoniogravante / PIXTA)

学会の書籍売り場で愕然とした。私としたことが完全に見落としていた。HONZの医学担当(そんなのないけど)として失格である。こんなおもろい本があったんや。それも、昨年11月発売以来、3カ月で三刷りと、専門書にしては爆発的な売れ行きだ。

発刊から半年なので、HONZで紹介するには時間がたちすぎているしなぁ、と思ってふと横を見ると、「前作『本当にあった医学論文』(中外医学社)大好評につき、早くも「2」の刊行を呈した1例」と、医学関係の学会でよくある症例報告のタイトルみたいな帯をつけた本が。ということで、2冊まとめて紹介いたします。

信じられないような症例が繰り広げられる

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『本当にあった医学論文』のタイトルの通り、医学専門誌に掲載された論文が、79編+75編、2冊併せて154編も紹介されている。いやまぁ、ほんまによくこれだけ集めたものである。どれも、おもろい。紹介されている論文は、大きく2通りに分類される。ひとつは、なんでそんなことを調べたくなったんやという研究。もうひとつは信じられないような症例報告。では、前者から。

職業に起因する疾患。ILOに言われるまでもなく、人類にとって極めて重要な課題のひとつだ。安全な職業もあれば、危険な職業もある。危険な職業の代表は誰がなんといっても『剣呑み』だ。国際剣呑み協会会員(そんなもんあるんや……)にアンケート調査した結果が医学論文として報告されている。

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