製品カテゴリー別に見ると、4~6月期のウェハー販売収入の内訳はスマートフォン関連が26.8%、コンシューマー用電子機器関連が26.5%、(あらゆるモノをネットにつなぐ)IoT関連が11.9%を占めた。
「スマホやコンシューマー用電子機器は(ハードウェアの)技術革新が停滞気味で、ユーザーの買い換え周期が長くなり、最終需要が減少している。パソコンや産業機器、EV(電気自動車)などの分野では需給が均衡してきたが、在庫消化のペースは予想より遅い」(趙氏)
年後半の業績回復に自信
今後の事業の見通しについて、SMICは「出荷量は増加、販売単価は下落」という4~6月期のトレンドが当面続くと判断。7~9月期の売上高は4~6月期比で3~5%増加するものの、粗利率は18~20%に低下するとの予想を示した。
「中国の(大口顧客である)半導体設計会社の在庫水準は徐々に下がりつつあり、SMICの製品出荷量は7~9月期も増加し続けるだろう。その結果、2023年後半の売上高は年前半を上回ると予想している」。趙氏はそう語り、年後半の業績回復に自信を見せた。
(財新記者:翟少輝)
※原文の配信は8月11日
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