若年女性客が多い繁華街の需要活性化に期待したい--きちり・平川昌紀社長

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--価格帯を落とす考えは。

「KICHIRI」の客単価は関東4500円、関西3200円だが、商品価格の値下げによって現在の客単価を下げていくことはない。関西では3月下旬に2割引券を来店客と早朝の通勤者などに配布したが、これは一時的な措置だ。不毛な値下げ競争には入りたくない。

--今後、食材の調達面での懸念は。

刺身に使うホタテ、味噌汁に使うワカメがない、という状況が続いている。ただ、ホタテはタイラギに、ワカメも違う具材にすでに切り替えた。切り替えに伴うコストはそれほど大きくない。

今後懸念されるのが、野菜の調達価格の上昇だ。当社は野菜、肉、魚の生鮮3品の8割程度を関西方面から仕入れているため、調達そのものに懸念はない。ただ、野菜は供給量自体が減っていることから、需給逼迫に伴う市況上昇は注意して見なければと思っている。コストアップした場合の吸収策はこれから考えたい。

--福島第1原発事故の影響で、食品の放射能汚染も起きています。被災地からの仕入れは控える予定ですか。

それは考えていない。市場に流通している食材は安全なものであり、使えるものは使っていく。震災前は福島県相馬市のタコを使った福島県フェアを行っていたが、この時分にフェアはないだろう、と休止した。今後はJAの流通網を通して仕入れる食材の中で、積極的に被災地のものを扱っていきたいという考えは持っている。

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