「とりあえず生ビール」の「生」って一体何だ?

意外と知らないビール業界の裏側

ところが1960年代になると、濾過技術の精度が飛躍的に向上したため、加熱処理をしなくても十分に酵母を取り除き発酵を止めることができるようになった。それまでの「熱処理ビール」に対して「生ビール」と呼ぶようになったというワケだ。

世の中の「差」を知れば世界の見え方がガラリと変わる。TBS「この差って何ですか?」 5月10日(日)放送(司会:加藤浩次/赤江珠緒)。▽高い牛乳と安い牛乳…この差って何?▽平仮名の「へ」とカタカナの「へ」…この差って何?などなど、言われてみれば気になる「この差」を徹底解明!

つまり、日本に生ビールが誕生してからまだ50年ちょっと。現在では、昔ながらのビールファンのためにキリンビールの「クラッシックラガー」やアサヒビールの「アサヒスタウト」、サッポロビールの「サッポロラガー」などが、熱処理ビールとして製造・販売されているが、こんなビールの歴史に思いをはせながら、飲み比べてみるのも楽しいかもしれない。

それにしても、ここまで聞いてもやっぱり納得できないのが、缶ビールまで中身がまったく同じという衝撃の事実。どう考えても店で飲む生ジョッキと家で飲む缶ビールが同じとは思えないのだが――。

缶ビールを美味しく飲むための秘訣を伝授

藤原氏いわく、「缶ビールがいまいちだと感じてしまうのは、多くの人が缶からそのまま飲むせいではないか?」。そこで自宅で極上の生ビールを味わうための「三度注ぎ」の極意を教えていただいた。

まず、少し大きめのグラスを用意して、グラスの半分ぐらいまで勢いよく一気に注ぎ・・・泡が落ち着くまで少々の間待機。ここでどれだけしっかり泡が作れるかがポイントということで、躊躇せずに思い切り注ごう。
そして、残りのビールを注ぎたして飲み口ギリギリまで泡を作ったら・・・最後はグラスのはじから静かに注いで出来た泡がカップケーキのように盛り上がったら完成!

この、クリーミーでたっぷり出来た泡は、ビールの酸化を防ぎ炭酸や香りをキープするなどグラスの中で蓋の役割を果たす同時に、苦み成分を吸着してくれるため、ビールをおいしく味わうためには必要不可欠なのだ。ちなみに、せっかく作ったビールの泡も、グラスが汚れていたりすると長持ちしなくなってしまうため、グラス専用のスポンジでしっかり洗っておこう。

洗ったグラスは布巾などでふくと手の油や糸くずがついて台無し、ということもあるそうなので、グラスを逆さまにして自然乾燥するのがベスト。意外なのが、グラスを冷凍庫にいれてキンキンに冷やしておくのは絶対NGということ。中身が冷えすぎてビール本来の味があじわえなくなるうえ、グラスに出来た結露が泡づくりの妨げになるのだ。グラスを冷やすなら冷蔵庫で。また、缶ビールそのものは、いまの季節野菜室で冷やしておくくらいがちょうどいい。

せっかく買ってきた缶ビール・・・どうせ飲むなら手間を惜しまず極上の味わいを楽しみたいものだ。

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