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朗報!免税事業者が3年間は慌てなくていいワケ 一般課税の半額以下まで圧縮できる可能性大

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免税事業者の負担増加に対して、いくつかの負担軽減措置がある。

TAXと印字されたブロックと積み上げたコイン
(写真: Luce / PIXTA)

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10月1日から消費税の「インボイス制度」が始まる。およそ90日後と迫るなか、『週刊東洋経済』6月26日(月)発売号では「インボイス完全マニュアル」を特集。インボイスの基本から個人事業主の対処法、免税事業者と付き合う方法まで解説。さらに2024年から本格開始となる改正電子帳簿保存法のポイントにも触れる。(この記事は本特集内にも掲載しています)
『週刊東洋経済 2023年7/1特大号[雑誌](インボイス完全マニュアル)』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

「インボイス制度に関しては、中小企業者の実務を踏まえた柔軟な運用を要望していたところ、これが受け入れられました」。年の瀬が迫った2022年12月16日、日本税理士会連合会の神津信一会長はそんなコメントを発表した。

この日は与党が23年度の税制改正大綱を発表、NISA(少額投資非課税制度)の抜本的な拡充などが話題をさらったが、インボイスに関する項目も盛り込まれていたからだ。

インボイスをめぐっては、制度のスタートで免税事業者に多額の納税負担が発生し、彼らの生活を脅かすリスクがあるのではないかと指摘されてきた。

売上消費税の2割を納付税額に

次ページ軽減措置は最初の3年間だけ
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