「お金が集まる人」がこっそり実践する"12の習慣" 執事は見た!大富豪が「すること」「しないこと」

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習慣8:決済専用口座をお持ちでいらっしゃいます

大富豪は、決済専用口座に毎月決めた金額を入れ、それ以上はお金を使わない状態にしている。

「月が終わるころの残金は数百円程度です。また、ATMの前を通るたびに、預貯金専用口座に小銭を入金するという方もいらっしゃいます。そして、この預貯金専用口座はないものとします」

この方法は“お金を貯める習慣”を身につけ、さらには“お金が貯まる快感を覚える”のにも役立つ。

習慣9:財布の中身をつねに把握されています

「財布の中に今いくら入っているのか? 大富豪は100円単位くらいまでならほぼ正確に答えられます。毎日1日の最後に財布を整理、現状を把握するのです」

財布の中身は、自分にとっていちばん身近な資産。小銭まで管理し、それを続けていくことで、大きなお金も管理、コントロールできるようになっていく。

人生や未来を自分で変えていく大富豪のマインド

習慣10:占いはいいことしか信用されません

「悩む時間をつくらないために、占いを利用される方もいらっしゃいます。皆さん、信じるのはいいことのみ」

例えば、“3年後に事業が成功します”という話は信用するが、“4年後に病気になります”と言われたら、気をつける程度でいいと考える。

「悪い結果もポジティブにとらえ、何かに依存せず、自分の人生や未来を自分で変えていくのです」

習慣11:身を置かれる環境にこだわりをお持ちです

大富豪は、いざとなればどこに住んでも構わない人が多いそう。

「ただし、自分のステージを引き上げてくれる人々と出会え、自分の意識も高まる、そのような場所に身を置くことに、こだわります」

環境によって人生が変わることがある。自分の考えや心を変えるのは難しいけれど、動き方や環境を変えることは、いつでも誰でもできることだ。

新井直之さん●執事。日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長。執事やコンシェルジュを派遣する会社を営む傍ら、富裕層ビジネスに関する講演を行う。作家としても活躍し、『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』(幻冬舎)など、著書も多数
お話を伺ったのは……新井直之さん●執事。日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長。執事やコンシェルジュを派遣する会社を営む傍ら、富裕層ビジネスに関する講演を行う。作家としても活躍し、『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』(幻冬舎)など、著書も多数。

(取材・文/堀井明日香 イラスト/上田惣子)

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