無印の対抗馬?レトルトカレーに意外な伏兵 マッサンならぬ「マッサマン」が大ヒット

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中でもお勧めなのは、やはり人気首位の「マッサマン」。念のため言っておくが、「マッサン」ではない。「マッサマン」というタイ発祥のカレーだ。

米国情報サイト「CNN GO.com」の2011年調査で「世界で最もおいしい料理」に選ばれ、日本でも関連商品が増えている。本来はピーナッツで作るそうだが、アレルギーを考慮して「お墨付き」ではカシューナッツを採用。ココナッツミルクがベースになっており、ほどよい辛さだ。わが家でも「食べやすい!」と断トツ人気だった。

全種食べてみた結果……

100円前後の他社のPBよりも断然おいしいと思ったのが、「バターチキン」と「グリーン」だ。前者は男性ファンが多いそう。バターのコクが期待よりも弱かったが、完熟トマトをベースにした辛めの仕上がりがいい。後者は、ココナッツミルクやナンプラーを加えたタイ風カレー。ナスやタケノコ、鶏肉など具材の多いところが気に入った。

独自の消費者テストにおける支持率が90.7%と最も高かったのが「キーマ」。ひき肉を使った水分が少な目のカレーで、さわやかなスパイス感が特徴だ。誰からも好まれる味ではないだろうか。

そして、カロリーが気になる人にお勧めなのが「スープカレー」だ。1袋121キロカロリーと同シリーズで最もカロリーが低い。鶏肉と野菜のスープに20種類以上の香辛料が独自配合されており、飽きずに食べられる。

「女性がおいしいと思う味」(須賀氏)というのが、北インド発祥の「チャナマサラ」。ソテードオニオンとトマトをベースにスパイスをきかせた。肉は使わずひよこ豆がたっぷり。豆のほくほくとした食感が楽しめる。

全体的に、具材がゴロッと入っているのもうれしい。6種類もあると完成度にバラつきが出そうなものだが、不思議とそれを特段感じさせない。その秘密は、「お墨付き」独自の厳しい消費者テストにある。

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