消えた「世紀の大発明」セグウェイが見せた復活劇 「あなた」に合わせて進化する未来のモビリティ
セグウェイが生産終了となる5年前の2015年、セグウェイは中国の「ナインボット(九号機器人)」に買収されています。ナインボットは、短距離移動用の機器とサービスロボットの開発を行う有望スタートアップです。
この買収によって「セグウェイ-ナインボット」と生まれ変わった同社は、それまでセグウェイが蓄積してきた知見を存分にいかし、電動平行二輪車、電動キックボード、スマートサービスロボットなどを次々とリリース。新興スタートアップが群雄割拠するスマートモビリティ市場において着実に存在感を高めています。
セグウェイ-ナインボット(以下、ナインボット)が展開する商品は一輪車からキックボード、ゴーカートまで広範にわたります。ナインボットの商品のおもしろい点は、性能は異なるのに、「ハード」の仕様は基本的に同一で変わらないことです。
通常は、自動車であれば同じブランドでも排気量、最高出力、燃費、室内の広さなどのスペックによって、提供する車種=ハードの仕様は異なるものです。
しかし、このナインボットの展開する商品は、本体そのものの機能には違いがありません。そのスペックの違いはスマートフォンアプリという「ソフト」で制御する仕掛けになっています。
最先端スマートモビリティ「S-PRO」を徹底レビュー!
私自身、ナインボットが開発した、「S-PRO」という二輪タイプの製品を購入したので、その体験をお話しします。
「S-PRO」は内側に荷重を傾けることで前進する、まさにセグウェイの技術を継承したバランスモビリティです。購入したての「S-PRO」は、デフォルトの状態ではスピード制限がかけられており、低速でしか走行できませんでした。
これはどうしたものかと、スマートフォンアプリのチュートリアルを見てみると、「あと〇個の説明動画を見たら最大〇〇キロのスピードで走れます」という表示が出ています。デフォルトの上限スピードだと少し不便だったので、すぐに動画を視聴し、スピードの上限を開放しました。
このように、ユーザーを誘導しながら制限を解除する仕組みがアプリを使って構築されているのです。
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