決算書の要である財務三表。そのなかでも、損益計算書(PL)の読み解き方を押さえて、企業の儲けの仕組みを理解しよう。

](https://m.media-amazon.com/images/I/51mJ4YuTPVL._SL500_.jpg)
ここでは大手食品メーカー、明治ホールディングス(HD)の決算書を基に損益計算書(PL=Profit and Loss Statement)の読み方を解説していきたい。
PLとは、企業が1会計期間(1年や四半期など)にどれだけ稼ぎ(収益=Profit)、どれだけ費用を使ったか(コスト=Loss)、企業の利益、損失を示すものだ。
PLのいちばん上には「売上高」が記載される。そこから原材料費や人件費などかかった費用を引いて、営業利益や経常利益など5つの利益が表記される。PLでは、この5つを見れば、企業がどうやって利益を上げたのかがわかる。
金額の単位に注意
詳しく見ていく前に、「金額の単位」に注意しておきたい。表の右上に「単位:百万円」と記載がある。企業の財務諸表のほとんどが100万円か1000円単位の表記を採用している。明治HDの2022年3月期の売上高「1,013,092」は、1兆0130億9200万円となる。
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