Superflyが誇りと言い切る「田舎者であること」 コロナ禍で明確になった彼女が"歌う意味"
『これは好き?これは嫌い?』と1個1個に向き合って、紙に書いていきました。そうしなければ自分の好きなものさえわからなくなってしまったので。自分が気持ちいいなと思う瞬間、景色や場所をキーワードでいっぱい書き出していくと、『面白いじゃん私』みたいな感じで、自分を客観的に見られるようになりました」
休養期間では、Superflyのイメージから思いっきり離れて生活してみようとロングヘアーからショートカットに変えた。そんな自己探求の過程を経て、志帆さんの音楽活動にも新たな深みや広がりが生まれていった。
待望のアリーナツアーは「つながり」がテーマ
アルバムのリリース後には、全国のアリーナツアーも始まる。約3年ぶりにライブ会場での声出しが解禁。そんな追い風を受けながらSuperflyとしてどんなライブを描いているのか。
「今回のアルバムテーマは“つながり”です。その世界観を生かし、リアルな体験を通じて『人とのつながりの温かさ』を感じ、みんなが人に対してより優しくなれるようなライブを展開したいと思っています」
Superflyのライブといえば、神々しささえ感じる歌唱力とスキルフルなバンドメンバーが融合する圧倒的なパフォーマンスが特徴だ。デビュー16年に突入して、ライブとは志帆さんの中でどのような深みを増しているのか。
「今までもずっと変わらない思いとしては、感動を持って帰ってもらえるといいなって。以前は、超人的でありたいと追い求めていた時もありました。でも今は、自分が出す声のいい響きに情熱と癒やし成分が入って、それをずっと浴びさせてあげられるようなクオリティに持ってけたらいいなって思いながら頑張っています」
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