京阪線・御堂筋線、淀屋橋駅の「地上」で進む大改造 「大阪のメインストリート」挟み高層ビル建設中

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淀屋橋駅周辺の再開発プロジェクトは御堂筋の東西で進む。

東側は、中央日本土地建物と京阪ホールディングスによる「淀屋橋駅東地区都市再生事業」。両社それぞれの所有だった「日土地淀屋橋ビル」と「京阪御堂筋ビル」の敷地を一体化、共同で建て替える。建物は地上31階、地下3階で高さ約150m。2022年7月に新築工事に着工した。2025年5月の完成、同年夏ごろの開業を予定する。

フロアの大部分はオフィス用途で、みずほ銀行が拠点を置く予定。30階は一般来館者も利用可能なフロアで展望テラスを設ける。地下1階で京阪・大阪メトロの淀屋橋駅と接続し、地下通路を一体的にリニューアル。地上部分も「快適でゆとりある歩行者空間を確保する」という。

京阪の担当者は「両社の敷地を共同で開発することで、御堂筋の玄関口にふさわしい施設とすることを目指すとともに、本件開発に合わせて地下コンコースの美装化など駅の整備を通じて、エリアの価値を高めていきたい」と狙いを説明する。

建物の地下1階から地上2階までは吹き抜けの「立体多目的広場」とし、観光情報を提供する場を設けるほか、イベントも開催できるようにする。ただ現時点で「低層部には商業施設を誘致する計画だが詳細は未定」(京阪の担当者)だ。

東西で工事が同時進行

一方、西側では大和ハウス工業や住友商事、関電不動産開発が参加する淀屋橋駅西地区市街地再開発組合が手掛けるオフィスビル。こちらは2022年11月、新築工事に着工した。2025年12月に竣工、2026年の開業を予定する。地上29階、地下2階で高さは約135m。地下1階で淀屋橋駅と直結する。

西地区の一角では2021年6月末までミズノの淀屋橋店が営業していた。1927年の完成から1992年まで本社屋だった場所で、同社は再開発ビルに直営店を出店する計画だ。

淀屋橋駅周辺再開発 イメージ写真
再開発ビルのイメージ(画像:大和ハウス工業)
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