ターボというと燃費が悪いというイメージがあるかもしれないが、カタログ燃費で0.5km/Lしか差がなく、むしろ普段乗りではアクセルをそこまで踏み込まなくても加速してくれるため、乗り方や使い方次第で実用燃費はターボのほうが伸びる可能性すらある。
そして何より、最終的にクルマを手放すとき、ターボモデルなら高値買取が期待できるので、7万7000円のエクストラコストが圧縮されることを考えると、ターボを選ばない理由はないと言えるだろう。
では、エントリーグレードとなる「X」はどうか? 「Gターボ」より29万7000円、「G」と比べても17万6000円安くなるのは魅力的に映るかもしれない。
ただ、ヘッドライトはフルLEDからハロゲンに、外観でもサイドのメッキガーニッシュがなくなり、インテリアの加飾も最低限となってしまう。ムーヴキャンバスの人気装備であるサッと後席足元に荷物を置くことができる「置きラクボックス」も非装着となるなど、価格以上に装備の差が大きくなる印象だ。
そのため、「ムーヴキャンバスの見た目が好きだけど、どうしても予算を抑えたい」という特殊な事情でもない限り、オススメしづらいというのが偽らざるところ。もちろん最終的な下取り価格も上級グレードよりも不利になることだろう。
メーカーオプションは何を選ぶ?
車両注文時にしか選ぶことができないメーカーオプションは、どれを選べばいいか悩ましい選択肢のひとつ。ただ、ムーヴキャンバスの場合は、そのほとんどがパックオプションとなっているため、じつは意外と簡単になっている。
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