50代でも間に合う「老後資金作り」FIRE成功者の技 投資系YouTuber「ぽんちよ」が教える手堅い投資術
まずは割安な商品を購入します。次に高値で売れる商品を売却。売却益のリターンを得ながら次第に元の25%に戻していきます。このようなリバランス作業を行いながら、ポートフォリオを組んでいくのです。
一見「年金運用のポートフォリオなんて参考になるのか」と考えてしまいそうなものですが、年金と同じように「一攫千金は求めないが、少額でもリターンが出る運用」が望まれる50代が投資するにはいいお手本といえます。国内株式、外国株式、国内債券、外国債券をそれぞれ25%ずつにするポートフォリオは、再現可能だと思われるので、こういったGPIFの手法を積極的に取り入れた投資をしていくのがいいでしょう。
株式も債券も「国内」にこだわる必要はなし
先ほど「GPIFのポートフォリオを参考にするとよい」と述べましたが、実は50代の人に参考にしていただかなくていい部分もあります。
GPIFのポートフォリオというのは、国内債券と国内株式、つまりは「国内の商品」に合わせて50%分の投資をしていることになります。GPIFがそのように国内商品を5割保有している理由には、年金受給年齢を迎えた人々に、きちんと年金を支給し続けていくために手堅い運用をしていくという側面があります。
もう1つ、国内の株式や債券を保有することで、「日本の株価や債券を買い支える」という機能もGPIFは持っているので、国内株式や国内債券にもしっかり投資をしています。
私たち個人投資家は、このような崇高な使命は担っていません。とはいえ、株だけではリスクが高くなってしまうし、債券だけとなると目標通りのリターンを見込めなくなるでしょう。
そのために株と債券を50%ずつにしておくことが重要です。そのポイントさえしっかりおさえているのであれば、国内にこだわる必要はありません。全世界の中から自分が好んでいる株式と債券に50%/50%で投資をするポートフォリオでもOKだということです。
むしろそのほうが、日本株に依存するよりもリスク分散になるという考え方もあります。とにかく、ポートフォリオを債券50%、株式50%という割合にすることが大切というのを、しっかりと心にとめておきましょう。
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