いちい信用金庫に16台「おもしろ自販機」の正体 「岐阜タンメンのにんにく餃子」ほか約200点
金融機関でズラリと並んでいるものといえば、ATM。しかし、昨年12月、愛知県一宮市の尾西地区にオープンした「いちい信用金庫」尾西支店のATMは1台。その代わりに16台もの自販機がズラリ。全国信用金庫協会によると、信用金庫内にこの数の自販機を設置するのは全国的に珍しいという。
もともとは三菱UFJ銀行尾西支店だった
コロナ禍の非接触需要が追い風となって、飲料や食品のみならず、ありとあらゆるものが自動販売機で売られるようになり、今や街のいたるところで見かける。なぜ、信用金庫の中に自販機が設置されたのかは後ほど説明するとして、いちい信用金庫とここ、尾西支店について触れておこう。
愛知県一宮市に本店を置くいちい信用金庫は2003年、一宮信用金庫と愛北信用金庫、津島信用金庫が合併して発足。現在、愛知県内に48の店舗がある。営業エリアは愛知県の尾張地区と名古屋市内全域、岐阜県南部、三重県北部と広範囲にわたる。
「もともとこの場所には三菱UFJ銀行尾西支店がありました。2020年に尾西支店が一宮支店に統合されることになり、当金庫に土地と建物の購入について打診があり、ご縁があって取得できたものなんです。この建物は尾西地区の中心地にあり、お客様にとっても大変利便性の良い場所なんです」と話すのは、いちい信用金庫総合企画部の白瀧智彦さんだ。
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