死角は2つある。ひとつが、国内ユニクロの相次ぐ値上げだ。同社は円安による衣料品の調達コストアップや、中国ほか生産国での人件費上昇などを補うため、今年の秋冬商品の約2割を値上げすると発表。全体として平均で約10%もの値上げになる見通しだ。2014年秋冬の商品でも平均5%値上げしており、2年連続での値上げになる。
岡﨑健・グループ上席執行役員CFOは「為替の長期予約をしてきたが、スポット上昇幅が大きく、原価アップを避けられない」と説明する。実際、国内ユニクロ事業の下期業績見通しについては、原価アップの影響から下方修正した。柳井会長は値上げの影響について、「(客離れを)及ぼさないと思う。円安もあり日本で売っている商品は世界で一番安い」と強気な姿勢を示したうえで、「付加価値が認められない限り売れない。われわれはよりよい品質を目指したい」と商品の質をさらに上げることで、消費者から支持を得たい考えだ。
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