6日開幕、ゴルフの祭典「マスターズ」勝つのは誰だ PGAツアーが断絶する「LIVゴルフ」の選手も参戦

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シェフラーは昨年のマスターズ覇者で、26歳と若く波に乗っている。2月のフェニックスオープン、3月の第5のメジャーといわれるプレーヤーズ選手権を制している。マスターズ連覇できる唯一の選手である。プレーヤーズで優勝した後にオーガスタを訪れ、入念にコースをチェックしたとの情報である。

2位のマキロイはシーズン初めの10月のCJカップで優勝し、1月の欧州ツアー・ドバイクラシックでも優勝している。さらに3月開催のWGCデルテクノロジーズ・マッチプレーで優勝はできなかったものの、3位決定戦のマッチで、当面のライバルであるシェフラーに勝ち、勢いがある。また、マスターズで勝つことができれば、目標としている生涯グランドスラム(4大メジャーすべてに勝つこと)を達成できる。そのことが、大きなモチベーションとなっている。

ローリー・マキロイ(Augusta National, Inc)
生涯グランドスラムを目指すローリー・マキロイ(Augusta National, Inc)

3位のラームも1月のトーナメント・オブ・チャンピオンズ、アメリカンエキスプレスと出場試合で連勝し、3月のザ・ジェネシス招待に勝ち、3勝をあげている。平均ストローク(18ホールの平均スコア)68.9と1位で、安定した強さをもっている。

ジョン・ラーム(Augusta National, Inc)
安定した強さを維持するジョン・ラーム(Augusta National, Inc)

この3人が今年の優勝争いの本命であることは間違いない。

松山、比嘉の活躍にも注目

では、2021年のアジア勢初のマスターズ優勝の松山英樹はどうだろうか。野球では、WBCで世界一になり、日本中が盛り上がったことは記憶に新しい。ゴルフの世界でも同様で、日本人選手の活躍にも期待したい。

松山は首痛をかかえていることもあり、今シーズンはなかなか優勝争いにからめていない。ただ、マスターズを制したショット力と絶妙のアプローチ技術は健在で、オーガスタを攻め切る技術は証明ずみである。あの感動をもう一度再現してもらいたい。

そして、もう1人の日本人出場者、昨年の国内賞金王で、特別招待の比嘉一貴にも思い切りのよいプレーを期待したい。

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