片付かない家は「物を寄せる」だけで劇的に変わる 部屋に「更地」を作ると見える景色に変化が
⑤ 寄せた物を埋める
「寄せた物」はどうするのか。疑問に思っている方もいるでしょう。「寄せた物」は視界から消す、つまり「埋める」のです。「その場所がないから片づかないんじゃないか」「埋める場所があるくらいなら、最初から散らかっていないだろ」とツッコミを入れる方もたくさんいるでしょう。
まさにそのとおり。物を寄せたら、寄せた物を置く場所が必要です。場所を確保するにはいくつか方法があります。
割り切って、ひと部屋、物置部屋にするのが一番簡単な方法です。
物だらけの家も、収納の中は意外にスカスカだったり、余裕があることがあります。その場合は収納の中に埋めます。
収納がパンパンで入らないときは、少し面倒ですが、収納の中の物を出して、整理します。これを私は「掘る」と言っています。たいていは少し掘ればスペースがあきます。そこに埋めていきます。
それでも入らないときは家具の後ろにすき間をつくって埋めたり、白い箱に詰めて積み上げることもあります。
とにかく「更地」までこぎつける
まずは、難しく考えず、物を寄せて更地をつくるまで頑張ってみてください。寄せた物の行く末はあとで考えるとして、とにかく更地までこぎつける。そうすれば何かが動き出します。ひと部屋を更地にするのが無理なら、局地的でもかまいません。
せめてテーブルの上だけは更地にするとか、ソファーの上だけは物を置かないとか。更地がひとつできると、見えてくる景色が変わります。景色が変われば、心が動きます。そこからすべてがスタートします。新しい生活が始まるきっかけがつかめるのです。
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