あなたは、全国3位の遊園地を知っていますか ディズニー、USJに次ぐ意外な施設のスゴい実力
正解は愛知県刈谷市にある『刈谷ハイウェイオアシス』だ。
「え?どこそれ!?」
最初、取材班もみな口をそろえてつぶやいた。
名だたる遊園地・テーマパークを押さえて全国3位?だけど聞いたこともないし、まったくもってどんなところなのか想像もできない。いったいこの刈谷ハイウェイオアシスとは何か。どんな秘密が隠されているのか。
取材班はさっそく現地に急行した。到着するやいなや、目の前に飛び込んできたのは、駐車場の入り口から延々と伸びる車の行列。なんと入場するだけでも2時間待ち。さらに入園してみるとアトラクションが大行列なのは言わずもがな、フードコートも満員御礼である。
「さすがは全国第3位!」と言いたいところだが、そこまでにぎわう理由がわからない。ディズニーのように巨大なお城もなければ、ハリー・ポッターのような凝った世界観の施設もない。そこで、ここまでの賑わいを見せる理由を探ると、刈谷ハイウェイオアシスならではの仕掛けが隠れていた。
実は、ここ『刈谷ハイウェイオアシス』は〝ハイウェイ”が意味するように
本来は高速のパーキングエリア。それも三重・愛知・静岡をつなぐ高速道路「伊勢湾岸道」の「刈谷パーキングエリア」と直結しているため、休憩がてら立ち寄る利用客が多く、全体のおよそ半分をしめる。
では残り半分は…というと、高速道の利用客ではない、一般道からのお客さんだ。ここ刈谷ハイウェイオアシスは高速道路からとは別に、一般道からも入場できるため、地元や近隣からのお客も利用可能なのだ。
すなわち高速道の利用客と地元近隣住民、その両方からここ刈谷ハイウェイオアシスに人が流れてくる仕組みになっている。ここで留意したいのが、高速道路からの利用客が単に休憩で訪れるだけでは、入場者として数に入らないこと。刈谷ハイウェイオアシスに対して、お金を使った人だけが入場者にカウントされているのだ。ということは、単に立地上の理由だけで入場者数全国3位になったわけではない。
正直、刈谷ハイウェイオアシスは、遊園地としてはそこまで大規模のアトラクションもなく、その種類も少ない。ただ、そのほかに用意されている施設の豊富さでは、ほかの遊園地やテーマパークとは一線を画している。
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