餃子の雪松が「冷凍ラーメン」にも大胆挑戦する訳 「お店のラーメンを家庭で再現」は支持されるか
冷凍餃子の無人販売で知名度を高めた「餃子の雪松」が、最近、新たな商品の展開を始めた。
冷凍ラーメンだ。こちらは「日本ラーメン科学研究所」として販売し、今年に入ってから一気に店舗拡大している。現時点では雪松店内に冷凍庫を置く、併設販売が中心だ。
なぜ「餃子」の次は「ラーメン」なのか。その裏事情をリポートした。
「醤油」「とんこつ」味を3食1000円で販売
ラーメンの種類は現在、「醤油」と「とんこつ」の2種類。1箱に3食入り(麺の組み合わせはなし)で各1000円(税込み)だ。中身はシンプルで細麺とスープのみ。これ以外に「焼き豚トッピングセット」(焼豚、メンマ、卵)も3食1000円(同)で販売されている。
買い方は餃子と同じ。お客が冷凍庫から商品を取り出し、購入商品の合計額を自分で計算し、賽銭箱のような箱に現金を入れる。キャッシュレスはなく、お釣りも出なければ領収書も発行されない。問い合わせはできるが、基本は24時間営業の無人運営なので注意したい。
すでに餃子の購入経験がある人はともかく、初めて買う人は戸惑いそうだ。店内には「餃子の買い方」「ラーメンの買い方」が掲示されており、説明動画も流れている。
「ラーメンは3月10日現在で130店に展開しています。今後さらに店舗を増やし、5月には月間200店舗を一気に開店させる予定です」
「日本ラーメン科学研究所」「餃子の雪松」を運営する株式会社YESの高野内謙伍さん(マーケティング部 部長)はこう話す。
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