ゲームボーイ版「マリオ」今考えると驚く大胆設定 「ワリオ」が初登場、今もSwitchで楽しめる傑作

✎ 1〜 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 最新
拡大
縮小

『スーパーマリオランド2 6つの金貨』は1992年に発売されました。前作と異なり、キャラクターは大きく描写されるうえ、ステージ選択画面もあり、上下左右に画面がスクロールするようにもなっています。

ゲームのジャンルとしては、(今からすると)かなりシンプルな2Dアクションゲームです。ゴールを目指して敵を踏んだり避けたりして、先へと進んでいくものですね。

物語の舞台は、なんとマリオが所有している「マリオランド」。ここにはマリオの形をした大きなアトラクションが作られているほか、挙句の果てに「マリオ城」なんてものまであるというのです。このあたりの設定も昔ならでは、といったところで、かなり自由奔放ですね。

主要キャラクターの「ワリオ」が初登場

さらにそんなマリオランドは、どこかマリオに似た(?)「ワリオ」という人物に乗っ取られてしまいます。

おまけにワリオはこのあとシリーズすら乗っ取ってしまい、『スーパーマリオランド3 ワリオランド』では主役を務めています。いまや任天堂のキャラクターの1人となっているワリオは、この作品が初登場でした。

ちなみに、本作のマリオはニンジンを取ると「バニーマリオ」に変身し、耳が生えてゆっくり滑空できるようになります。

バニーマリオ
バニーマリオで滑空できる(画像は任天堂公式サイトより)

今もマリオはネコやオバケに変身して多くの人を驚かせていますが、このころから突飛な変身をしていたんですね。

次ページ当時見せた大きな進化
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT