「会話を盛り下げる人」は簡単な事ができていない 初対面の相手にも緊張しない「ゆるふわ会話術」
緊張をとく方法として特におすすめなのは、
・「緊張してもいい」と自分に許可を出すこと
です。
しかし、みなさんの中には、極度の「緊張しい」で、その程度の方法では、とてもリラックスできないという人もいるかもしれません。
そのような方は、逆に「すみません、緊張しています」と最初に話してしまいましょう。
緊張を悟られまいとして必死になったり、会話がぎこちなくなったりするよりも、正直に緊張していることを認めてしまったほうが、逆に自分の緊張がとけやすくなるかもしれません。
また、相手も「そうか、この人も緊張しているんだ」と思うことで、かえってリラックスできたり、あなたに対して親近感や、「素直な人だ」という好感を抱いたりするかもしれません。
やわらかな表情と気持ちで相手と向き合う
さて、相手の緊張をほぐすうえでポイントとなるのが、「ゆるふわな雰囲気」です。
時折、非常に陽気で快活で、そのパワーで相手の緊張をほぐしてしまう人もいますが、それがうまくいくかどうかは、持って生まれた性格やコミュニケーション力にかなり左右されます。
また、陽気さや快活さは、場合によっては相手に「圧」を感じさせ、より緊張させたり萎縮させたりする可能性があります。
しかし、「ゆるふわな雰囲気を醸し出し、相手の緊張をほぐす」という方法であれば、誰にでも比較的簡単に実践できるのではないかと、私は思います。
そして、ゆるふわな雰囲気を出すためには、
②やわらかな感情
③やわらかな話し方
の三つが必要です。それぞれについて、順にお話ししていきましょう。
まず、①やわらかな表情。
ただでさえ緊張しているときに、相手が厳しい表情をしていたら、誰でも余計に緊張してしまうでしょう。
逆に、相手がにこやかな表情、穏やかな表情であれば、最初は緊張していても、徐々に緊張感がほぐれていくはずです。
やわらかな表情の作り方として、まず意識的に口角を上げてみましょう。口角を上げると、それにつられて表情全体がやわらかくなります。