日本人初「ゴールデンブザーの男」その後の生き様 今は過去に数名命を落とした危険な挑戦を続行中

ついに日本でも放送が始まったオーディション番組「ゴット・タレント」。
そして本家の「ブリテンズ・ゴット・タレント」で日本人初となるゴールデンブザーを獲得したのが今回の主人公、岩崎圭一さんだ。


審査員や観客の前で披露したのは指輪を使ったマジックだったが、岩崎さんの本業はあくまで旅人。29歳で日本を出てから一度も帰国せず今に至り、50歳となった現在は手漕ぎボートで大西洋のどこかを横断中。
いったいどんな人生を過ごしてきたのか。出航直前、ポルトガルにいた岩崎さんを直撃した。

電波少年の猿岩石を見て選んだ「ヒッチハイク」
50歳になっても旅を続ける岩崎さん。聞きたいことは山ほどあるが、まずは旅に出た原点から振り返ってもらった。
「21歳のとき、オーストラリアに住んでいた高校の同級生を訪ねたんです。それが僕の初海外でした。入国審査で話が通じないんですよ。相手の言っていることがまったくわからない。学校で教わった英語も全然通じなくてショックでしたね。
それに、日本と街の造りも全然違うし、車が走る方向も違う。何もかもがこんなに違うのかって、群馬で生まれ育った僕には衝撃でした。これは面白いぞ!って、いつか世界を回ろうと決めたんです」。