米韓・北朝鮮による核攻撃想定した机上演習実施 北朝鮮「敵対的な行為続ければ、宣戦布告とみなす」

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米国と韓国は米ワシントンで机上演習を実施し、北朝鮮による核攻撃の可能性に対応する方法について協議した。米国防総省が23日発表した。

北朝鮮の核兵器使用を想定した米韓の机上演習は、韓国の尹錫悦大統領が約1年前に就任してから初めてで、両国の合同軍事演習を強化する形となった。

米国防総省は「両国が北朝鮮のいかなる核使用に対しても適切に対処する同盟の強力な対応能力と決意を示すために、さまざまな選択肢について協議した」と説明した。

米国は、北朝鮮が米国や同盟国に対して核攻撃すれば、金正恩体制は終焉(しゅうえん)するとの見解をあらためて示した。また、韓国の代表団はジョージア州にある原子力潜水艦施設を視察し、北朝鮮の攻撃の抑止を目的とした米国の軍事資産を確認した。

北朝鮮は18日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試射し、その2日後に2発の短距離弾道ミサイルを発射するなど、ここ1週間に緊張を高めている。

また、北朝鮮の朝鮮人民軍が23日、演習の一環として、戦略巡航ミサイル4発を日本海に向けて発射したと、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

北朝鮮は数十年にわたり米韓合同軍事演習を侵略と核戦争の前奏曲だと主張しており、KCNAは24日、米国に演習の停止を求める外務省当局者の新たな談話を引用した。

北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は「われわれの再三にわたる抗議と警告にもかかわらず、米国が朝鮮民主主義人民共和国に対する敵対的で挑発的な行為を続ければ、わが国に対する宣戦布告とみなされる可能性があることを肝に銘じなければならない」と述べた。

原題:US, South Korea Plan for Potential Nuclear Strike by North Korea(抜粋)

--取材協力:.

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著者:Jon Herskovitz

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